熟成 新樽比率：10％
樽熟成期間：16ヶ月
容量 750ml
ペアリングメニュー ビーフシチュー、すき焼き、カマンベールチーズ
生産本数 1813本
収穫日 2016年8月24日
収穫方法 手摘み
醸造・栽培 醸造責任者：工藤雅義
テイスティングコメント ラズベリーやブラックチェリー、空気に触れると熟したプラムの様なニュアンスも感じさせます。シルクのように滑らかなタンニンが魅力的な日本ワインです。
生産者・生産地情報 より質の高い、理想とする最高峰のぶどうを栽培するために辿り着いた場所、それが長野県池田町の自社畑「安曇野池田ヴィンヤード」です。標高平均580ｍ。冷涼な気候と、ぶどう畑に吹きわたる清々しい風が特長。その洗練された味わいはグランポレールの中でもひときわ輝きを放っています。気候条件・土壌ともにフランス系品種の産地として最高の条件を満たしています。

ふるさと納税の返礼品で手に入れたワインの一つ。日本ワインのピノ・ノワール。
ピノ・ノワールは、世界中で好んで栽培されるが、基本的に冷涼な土地で栽培される。そして、ご存じのようにピノ・ノワールは非常に繊細で、栽培や作り方によって、最高品質のワインにも駄作ワインにもなる、非常に気難しい品種。日本のような高温多湿の地域では本来栽培に適さないが、それをあえて、日本の長野県で生産された日本ワイン。
コルクを開けると、香りは薄く、わずかにカシスの香りを感じる。グラスに注ぐと、若干透明感のある美しい赤紫。香りは控えめ。口に含むと、木苺のフレッシュな味わいと、激しい酸味がいっぱいに広がり、その直後、木樽の香ばしさがと墨の苦みを感じ、とても爽やかな後味を感じる。
酸味も苦みもとても個性的で、同じようなピノノワールのワインは出会ったことがないほどの、特徴が珍しいミディアムボディの赤ワイン。個性は強いが、嫌味はなく、すっきりと飲める。若干香ばしさというか、苦みに近い後味が、人を選ぶかもしれないが、バランスも良く、ワイン初心者の人でも親しまれやすいと思える。
比較的上品な印象を持ち、味付けの濃い煮込み料理系に合うイメージ。ビーフシチュー、すき焼き、ミートパイ、どぜう鍋、鰻のかば焼きなどに合わせて飲みたいワイン。
とてもおいしいワインだと思うのだが、値段的に5000円となると、ちょっとコスパが悪い気もする。大きな欠点はなく、特長もあって、楽しめるワイン。上品な味わいで、それなりに高級な料理に合わせても、満足できる素晴らしいワイン……なのだけど、4000円前後のワインのイメージ。5000円はちょっと高いか…悩みに悩んで★３。
ピノノワールのことを知れば知るほど、日本でこのレベルのピノノワールが飲めることに感動できるワイン。その希少価値を考えると★5付けたいくらいだけど、あくまで、価格とテイストのみの評価で、ぎりぎり★3。
一人で楽しむのもいいし、誰かと一緒に飲むときには、ピノノワールのうんちくを語りながら飲めると、とても楽しいワイン。日本の生産者に感謝しながら飲みたい。