南アフリカのトップワイン産地ステレンボッシュ地区でブドウ栽培からワインづくりまでを手掛けています。量よりも質を重視し、葡萄の状態を見極めながら、丁寧に手作業でワイン造りを行っています。
手間がかかるため現在ではあまり行われなくなった「バスケットプレス」を用いて、優しくプレスした果汁から造られます。丁寧に絞られた果樹からできるワインは、複雑で柔らかく、エレガントな味わいになります。
フレッシュな果実味をストレートに表現した白ワイン。現地のレストランでも人気の、お食事を引き立てる味わいです。

グラスに注ぐと、薄い黄金色。柑橘系のような、葱のような香り。香りのボリュームはほどほど。口に含むと、柚子のようなさわやかな酸味と、塩のような辛さ、苦さを感じる。ミネラル感というよりも、柑橘系の皮の部分をかじった時の苦みのよなイメージ。グレープフルーツの皮を丸かじりしたような酸味と苦み。
酸味は十分なのに、それ以上に苦みの印象が強い。苦みは強いが全体的にすっきりとした爽快感を持っているため、苦みが心地よいアクセントになっているイメージ。
とても個性的で人を選びそうなソーヴィニヨンブラン。
ただ、このしっかりした苦みは、料理に合わせることで素晴らしく料理を引き立てることができそう。天ぷらや魚のフライ、フライドポテト、魚介類のアヒージョなど、脂っこい料理に対して、この酸味と苦みがしっかりしている白ワインが最高に引き立ててくれそう。単体でこのワインを楽しむのはあまりお勧めはしたくない。食前酒としても、ちょっとくどいと感じるため、お勧めしない。
脂っこい料理に合わせて最高においしく化ける、使い方を選ぶワイン。
お値段は、2000円弱くらい。こんなものかなというイメージだけど、南アフリカワインということを考えると、税込み1500円くらいのイメージのワイン。