オーナーのフランシス・マホニー氏は12年間ピノ・ノワールの研究を行い、カリフォルニア大学デイヴィス校とも共同研究を行うぶどう栽培のスペシャリスト。フルールの醸造家を務めるケン・フォスターさんは、あの「パリテイスティング事件」でエントリーしたデヴィッド・ブルースというワインを長年造ってきた歴史的な名ワインメーカーです。栽培と醸造のプロがタッグを組んでワイン作りを行っております。

　ナパヴァレーを中心としたノースコーストのシャルドネを使用した、たっぷりの果実味と酸味のバランスが抜群のシャルドネ。ぶどうの澱をワインの中に漬け込む「シュール・リー製法」を用いて、厚みのある果実味を表現しました。フレッシュながらもやさしく繊細な風味が心地よいまろやかな白です。
鳥肉や豚肉、スズキ等の白身のお魚に良く合います。8-12℃位に冷やしてお召し上がりください。

コルクを開けると澄んだ爽やかな甘い香り。グラスに注いでみても、香りは弱いが、透き通ったイメージの香りを感じられる。口に含むと、はじめ、酸味が広がった後、ミネラル感たっぷりのさわやかな風味が膨れ上がり、その後、グレープフルーツの酸味と甘みでいっぱいになる。ややトーストのような、また、柑橘系の皮のような、そんな香ばしさも感じられる。全体的にすっきりしていて、香ばしさや苦みによる若干の重たさも感じられるが、バランスよく整っていて飲みやすい。香りがやや弱い気もするが、すっきり感と香ばしさ両方が楽しめる十分満足できるシャルドネ。
食前酒にしてもよいが、料理と合わせて飲みたいワイン。若干の香ばしさもあるので、生魚よりも火を通した魚で、白身魚のソテーやムニエル、サンマの塩焼きにぴったりなイメージ。ほかにも、豚しゃぶや、チキン南蛮にも相性がいい。
お値段は、税込み3000円弱くらい。お値段通りの期待を裏切らない白ワイン。
個性がありながらも、癖が少なく、飲みやすいシャルドネ。