オーナーであるマリア・ルス・マリン氏は、チリで初の女性醸造家として注目を浴びる生産者。いち早く海沿いの冷涼な気候に着目し、海からわずか4㎞の場所に畑を切り開き、繊細でエレガントな味わいのワインを生み出しています。

マリア氏が手掛けるワインは、ワイン評価誌で「100 BEST wines of The Year」にも選ばれるなど、高い評価を得ています。安いチリワインのイメージを覆す、洗練されたワイン造りで注目を浴びています。

同蔵の造るワインは、ワイン評価誌で 「100 BEST Wines of The Year」 にも選ばれるなど、各方面で高い評価を得ています。驚きの高品質の蔵元です。
夏でも27℃を超えることのない冷涼な気候で育つソーヴィニヨン・ブランから、上品な酸とフレッシュさが際立つワインを造り上げました。

レモンやフレッシュなイチジクのような香りが広がります。熟したグレープフルーツのようなマイルドな酸味と花のような味わいのバランスが良い白ワイン。
アペリティフとして。サラダやシーフードと。山羊のチーズとあわせて。
よく冷やして（9～11℃）お楽しみください。

グラスに注ぎ始めると、銀色のような色合いから、次第に薄い黄金色へと変わっていく。香りは若草のようなみずみずしさと、ライムのような酸味を含む弱く澄んだ香り。口に含むと、柔らかな草原の優しい味わい。酸味も甘みもミネラル感も薄く、ほんのりとした苦みを含む、すっきりと飲みやすい酸味の抜けたライムのお酒。
びっくりするくらいの没個性。没個性すぎて、逆にこれが個性的かもしれない。酸味、甘み、辛み、ミネラル感どれもが控えめで、それでいて、すっきり飲める。ピンとくるようないい特徴がない代わりに、逆に、悪い特徴も一切ないソーヴィニヨン・ブラン。目隠しして飲んだらシュナンブランと間違えそうな味わい。
あまりにも個性が少なすぎるので食前酒にはパッとしないが、逆に、どんな料理にも合うオールマイティワイン。寿司や天ぷらから、白身魚のホイル焼き、豚しゃぶ、パエリア、グラタン、ハンバーグと、ベストというよりも、八方美人に合う感じの白ワイン。
単体で楽しむにはちょっとつまらないかもしれないが、簡単なチーズやナッツなどと合わせてじっくり味わうと、没個性な味わいのなかに、ライムやグレープフルーツのようなみずみずしさや、柑橘系の皮の裏の白い部分の苦みもほんのりと感じられて、そこそこ楽しめる。
特別おいしいわけでもないが、欠点が全くなく、没個性で八方美人なソーヴィニヨンブラン。お値段は税込み2000円弱と、こんなものかなと思えるコスパ通りのお値段。2000円白ワインでもハズレも多い中、とても無難な白ワイン。
ハレの日にはお勧めできないけど、どんな料理にも合わせやすい、手軽なテーブルワインとして買うならアリなソーヴィヨンブラン。