柑橘系の爽やかな果実味に程よく酸が溶け込んでバランスのとれた白ワイン。ヴェルメンティーノ種らしいフレッシュな味わいです。

マルケサートが所有する畑は、1954年にオーナーのマウリッツィオさんの祖父エミリオさんが、ボルゲリの大地主マリオ・インチーザ・デッラ・ロケッタ侯爵から買い受けた区画。あのサッシカイアで有名な「サングイードぶどう園」の区画でもあります。

サッシカイアは世界的ブランドを目指し広告にも力を入れていますが、マルケサートはその地域のお客様に販売するために少量のみを造っている、言わば家族経営の蔵元。

グラスに注ぐと、淡い白色の透明色。グラスにはバナナセーキにも似た、爽やかなバニラの香り。口に含むと、ミネラル感たっぷりの透明感のある酸味と、ラムネのような甘さ。程よい辛みがあり、口当たりもさわやか。
落ち着いた丁寧なテイスト。食前酒にもとても楽しめるし、料理や、デザートに合わせても楽しめそうな控えめで繊細な味わい。
料理に合わせるとしたら、ペペロンチーノや魚介類のアヒージョ、デザートに合わせるとしたらリンゴのパイやタルト、カステラ、パンケーキに相性がよさそう。
お値段は税込み3000円ちょっと。十分満足できるお値段の白ワイン。