このロゼにはとても上質なベースワインが使われています。夜明け前に収穫し、細心の注意を払って収穫したガルナッチャとモナストレルをブレンドすることが、カヴァの出来を左右します。ぶどうの皮を丁寧にプレスした結果得られるペクチンがユニークなバラ色を生み出します。チェリーやいちごのいきいきとしたアロマに程よい酸味と芳醇な果実味、クリーミーな泡とのバランスが絶妙です。

グラスに注ぐと赤く透明な色合い。グラスいっぱいにさくらんぼの甘い香りが充満する。口に含むと、辛口のミネラルたっぷりの硬水の印象の後、ライムの酸味を感じさせつつ、リンゴの蜜の甘い味わいがじわじわと溶けだしていく。程よい辛口、程よい酸味、程よい甘さで、それぞれ強すぎることなく、それでいてしっかりとした存在感を残しているスパークリングワイン。
価格は税込み2000円弱とかなりリーズナブルなスパークリングにもかかわらず、変な癖はなく上品で繊細さも感じるコスパ最高のスパークリング。
食前に飲むもよし、単体で軽くチーズをつまみながら楽しむもよし、単体で十分主役を張れるくらいで満足度は十分高い。
料理に合わせるとしたら、天ぷら、西京焼き、タコのアヒージョ、白身魚のムニエル、白身魚のカルパッチョなど魚介系で、ちょっと味付けのあるものが相性がいい。ベストとは言わないが、刺身などのシンプルな味付けのものに合わせてもいいし、サーロインステーキなどの肉料理などに合わせても十分満足できるテイスト。