ぶどう栽培農家として1938年に創立、1988年からは有機栽培の自社畑のぶどうでワイン造りを行っています。畑の特徴を生かしたぶどう栽培を行い、香り豊かなぶどうを産み出しています。彼らのワイン造りにおけるモットーは、自然を大切にし、じっくりと時間をかけることにあります。桃や柑橘系のような果実味とイキイキとしたフレッシュ感を楽しめます。果実味と酸味のバランスがよく調和した味わいです。フレッシュでありながらも心地良い甘味と酸味は、食後のデザートにぴったりです。

グラスにそそぐと、弱めのパッションフルーツの香り。口に含むと、優しい酸味の後に夏ミカンの甘みが広がり、かすかにみかんの皮の渋みを感じつつ、後半はミネラル感のある透き通った口当たり。後味に、若干のトロミのある甘みや渋みが舌に残る。
優しく透き通ったやわらかな甘口ワイン。甘さは控えめ。辛口ワインと甘口ワンの中央のやや甘口寄りといった位置づけ。
どちらかといえば個性は薄いほうだが、優しくおとなしい口当たりで品がいい。程よい酸味、程よい甘みが、ワイン初心者の人にも十分お勧めできるワイン。
食前酒にしてもいいし、料理に合わせるなら、マルゲリータやホットドッグ、ミートパスタなどで気軽に合わせて楽しめそう。
お値段は税込み2千円強。★3と4で悩むところだけど、他の2千円白ワインに比べてちょっと品がいいかなと思えるので★４。
ボトルを開けたら、底には甘く香ばしい酒石がたまっていた。ちょっとラッキー。