ボーモン・ワイナリーは南アフリカのケープ地方の南、喜望峰程近くで家族経営で素晴らしいワインを造る伝統的な蔵元です。冷涼な気候から、白ぶどうの栽培を得意とし、そのワインは透明感があり味わいは繊細で上品。現地をはじめヨーロッパのコンクールでも高く評価されるようになりました。このワインは、得意のシュナン・ブランをあえて樽を使用せずにスッキリと仕上げました。フローラルなアロマと、アプリコットやメロンのような自然なニュアンスを感じる一本です。
■商品名 ボーモン・シュナン・ブラン
■商品名（原語） BEAUMONT CHENIN BLANC
■生産国・地域 南アフリカ　ウォーカーベイ地区　ボット・リヴァー
■蔵元名 ボーモン・ワインズ
■品種 シュナン・ブラン
■タイプ・味わい 白・すっきり

グラスから離れたところでも甘く爽やかな香りが立ち込める。そしてグラス一杯に広がる甘い香り。口に含むと、洋ナシのようなしっとりとした甘みが口いっぱいに広がる。
程よく熟した、しっかりとした甘み。青臭くなく、しっとりとしたやわらかく丸い甘さが印象的。とても分かりやすいストレートな甘みは、庶民的な可愛らしく親しみのある味わい。甘さはあるが、十分にアルコール分解されていて、甘ったるさは感じない。
しっとり甘い感じなので、ワインに飲みなれていない方でも楽しめそう、程よく、ちょうどいい甘さ。なので、飲み続けてもあまり飽きがこない。けど、アルコール度がやや高めなので、ほどほどに楽しめる感じ。ほろ酔いをしつつ、程よい甘みとさわやかさを楽しめる満足度の高いワイン。
この甘さとアルコールのバランスが絶妙で、ついついグラスが進みほろ酔いになりやすい。パーティで楽しくみんなで飲むよりも一人で味わって飲みたい感じ。
料理に関しては、無難になんにでも合うと思うけど、特別にこれという料理が思い浮かばずパッとしない。シンプルにワインメインで、チーズや生ハム、クラッカーで味わうのがいいかも。あえて合わせるとすれば、アップルパイやイチゴのショートケーキ、洋ナシタルト、桜餅、赤福、おかず系なら、ミートパイ、五平餅、タコ焼き、お好み焼きあたりと合わせたい。このラインナップは、「アルコールをやわらげつつ、すっきりとした甘さを引き立てる」ラインナップというのはお分かりいただけるだろうか。どうしても、この深みのあるアルコールで悪酔いをしてしまいがちなので、炭水化物系で多少のアルコールも楽しく補給できるようにしつつ、ほどほどの甘味や、しっとり系のおかずで、マリアージュというラインナップ。アップルパイといい感じに合いそう。
とてもおいしいワインなのだが、3000円ワインの分類だと、値段相当で、おいしいけど、3000円だし、こんなものかなぁというイメージ。2000円切ってたら★５個。3000円くらいからどうしても欲が出てしまうので、満足できるワインだけど、値段相応というか、妥当というか、欲張りさんの意見として、もうちょっとお手頃価格のワインになったらいいのになぁという贅沢な欲望。十分美味しいけどね。