この蔵元ストーンヘッジのポリシーは、大手メーカーの量産品とは異なる、「手造りの高品質ワインをリーズナブルな価格で提供すること」。

安さと高品質の秘密は畑、醸造施設、観光客向けのテイスティングルームに一切コストをかけず、ワイン造りに全てを注ぎ込んでいるから。

このカベルネ・ソーヴィニヨン・リザーヴはナパで最も優れた畑「ステージコーチ」のぶどうを使用。
この畑はポール・ホッブス、パールメイヤー、ダックホーンなどの有名ワイナリーがこぞって買付けるぶどう畑。有名ワイナリーでは、ワイン1本の価格は1～2万円と高値をつけています。

ワインは30ヶ月もの間樽熟成を行います。チェリー、ラズベリーの果実感とアニス、チョコレートのような風味豊かな味わいは力強くもエレガント。

まさにナパで造られるワインで最もコストパフォーマンスが優れているといっても過言ではないでしょう。

グラスに注ぐと、わずかに透明感を感じるつややかな赤紫。カシスやチョコレートの香りが充満する。口に含むと、初めにやわらかなカシスの甘みを感じた直後、しっかりとしたビターチョコレートの風味を感じる渋みがぐっとのしかかってくる。ほどほどの酸味も感じさせつつ、優しくも存在感があり、包いこむような重い渋みがぐいぐいと押し寄せてくる。それでいて、渋みは後半には溶けていき、すっきりとした後味になっている。
優しくパワフルで、爽やかなカベルネソーヴィニヨン。高いアルコール度数のワインにありがちなむせっかえるようなアルコールと酸味の強さもなく、全体的に柔らかく優しい。それでいて、ぐっとくる重量感、存在感。上品なパワフルボディな逸品。
料理に合わせるとしたら、サシの多いサーロインステーキ、和牛ステーキ、ウナギの蒲焼、フォアグラなどに合わせて楽しみたい。ワインも料理もどちらも輝ける力強いサポート役。
お値段は5000円と、そこそこの価格。この価格帯なら、納得のカベルネソーヴィニヨン。