世界最南端のアルゼンチンの蔵元のワイン

アルゼンチン南部のワイン産地パタゴニアの中でも最も南の、南極に近い南緯45度に位置するワイナリー「オトロニア」

ワイン名「ルヒエンテス（強い風）」にある通り、風が強く吹き付け、乾燥した気候、冬の厳しい寒さといった極限の自然環境が、オーガニック栽培を可能にしています。冷涼な気候の特性が最大限に活かされたワインは、綺麗な酸味を持ち、フレッシュでピュアな味わいに仕上がっています。

グラスに注ぐと透明度を感じる赤紫。グラスにはチェリーの甘い香りや、葉巻の深みのある香りが感じられる。口に含むと、熟したトマトや、ストロベリーの風味が管理られる。フレッシュな口あたりだが、程よい渋みと、ほどほどな酸味が力強く存在感をアピールしている。口の中に果実味の凝縮感があふれた後、スッと引いていく。力強くも後味がすっきりしているピノノワール。
安いピノノワールにありがちな生々しいくどさもなく、バランスよく整った味わいだが、やや渋みの力強さの個性がとがっている。
料理に合わせるとしたら、ミートパスタやハンバーガー、アナゴの握り、ミートパイなどに相性がいい。味付けのしっかりしたボリュームのある料理と楽しめそう。
お値段は、税込み5千円くらい。ピノノワールのこの価格帯は、当たりはずれの分岐点のイメージがあるが、素晴らしい当たりとは言わないが、悪くないコスパだと思う。