この白ワインの色合いは、緑がかったイエロー。ピーチやグレープフルーツのフレッシュな香り。みずみずしくキレのある酸味が心地よい。やわらかさと繊細さを兼ね備えた爽やかな辛口白ワインです。

■飲み頃温度：8-11度
■相性の良い料理：甲殻類やシーフードグリル、お寿司など

--テクニカルデータ--
■土壌：粘土質と石灰質の土はローム状の土に覆われており、この土壌は“BOULBENE”と呼ばれる、沈泥した石英状の土壌となります。この独特の土壌はセミヨンなど白ブドウの栽培に適していることで知られます。
■醸造：ブドウは収穫後、スキン・コンタクトが行われ、プレス後、サン・ローラン・メドックのワイナリーにてバロン・フィリップ社の監視のもと醸造されていきます。ワインのフルーティーさとエレガントさを保つ為に、アルコール発酵中の温度管理が徹底されます。
■熟成：ワインは、サン・ローラン・メドックのワイナリーにて瓶詰される前にタンクにて熟成されます。
■ブドウ品種：ソーヴィニヨン・ブラン(77％)がフレッシュさとフルーティーさ、そしてフローラル系のアロマを与え、セミヨン(21％)が丸みと洗練された味わい、そしてミュスカデル(2％)がはっきりとした個性のあるアロマを作り出します。厳選したブドウのみを使います。

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【生産者情報】
(※) バロン・フィリップ・ロスチャイルド社
毎年変わるアートラベルで有名なメドック地区格付け1級「シャトー・ムートン・ロートシルト」をはじめ、「シャトー・クレール・ミロン」、「シャトー・ダルマイヤック」等の人気シャトーを所有しています。ボルドーの伝統的なワインづくりを守り続ける一方で、カリフォルニアのロバートモンダヴィとのコラボワイン「オーパスワン」や、チリのコンチャ・イ・トロ社と「アルマヴィーヴァ」などを世に生み出し、ワイン業界にセンセーションを巻き起こしています。

グラスに注ぐとしっとりとした葱や百合の花の香り。口に含むと、石灰のような固さを感じた後、ライムやグレープフルーツを凝縮した酸味が広がる。甘さは控えめ。若干の苦みも感じつつ、全体的に強い酸味が特徴的な、しっかり辛口の白ワイン。
若干後味に渋みの重みが残るが、すっきりとした口当たりで飲みやすい。単調乃な味わいかもしれないが、満足感は十分。
料理に合わせるとしたら、春巻きや、水餃子、エビフライ、サーモンフライ、天ぷらなど、ほどほどの揚げ物系に相性がよさそう。
お値段は千円。フランスの千円ワインなのに、いい意味で期待を裏切って十分満足できるテイスト。このテイストで千円のフランスワインはなかなか出会えないレベル。