「ソーヴィニヨン・ブランの色調は、最初はソフトで隠れています。香りは、青リンゴと黄リンゴの表情豊かなアロマに、ほこりっぽい洋ナシのスライス、剥きたてのレモンの香りがリンゴの花とともに残ります。
味わいは、前面には新鮮なザボンや柑橘類の特徴があり、後方には上品なミネラルのテンションが続く。フィニッシュはミディアムロングで、正確な焦点とバランスで洗練されている」
アンソニー・ミューラー、ワインアドヴォケイト、91点

ニューベイビーは2015年、ファームのすべての白品種を生かしたユニークな白のブレンドを作ろうというアイデアから生まれました。
シュナンは常にブレンドの中心になる予定でしたが、非常に幸運なことに、ソーヴィニヨン・ブランとコロンバールの美しい古樹の畑をいくつか持っています。
それに加えて、樹齢20年のセミヨンやシャルドネもあります。このブレンドにおけるそれぞれのブドウの役割は、各ヴィンテージが私たちのブドウ畑のユニークで魅力的な表現であることを確実にするために、非常に重要です。

最初のヴィンテージから、私たちはボトルの中に何か特別なものがあることを確信しました。 最初のヴィンテージは、プラッター・ワイン・ガイドで5つ星を獲得し、それ以降のヴィンテージは世界中にファンを作りました。ドイツでは、ボーモンで2015年の収穫を担当したヒュッゲ・ハンブルグの超一流ソムリエ、レナーク・ウェンクは、「このように独立した多層構造の白ワインは、質感、バランス、グリップ、骨格あるタンニン、塩辛いミネラル、フィネス、味付け、張りと束ねたアロマ、微妙なフルーツがキーワードで、ビンテージ差も敏感に反映しています」と語っています。5つの白ブドウ品種を完璧に共生させる方法を知っているセバスチャンの傑作だと私は思う」。

残念ながら、セラーでは2017年は完売してしまいましたが、今年12月にリリースされる2018年ヴィンテージは、2300本しかありませんので、お早めにどうぞ。

ティム・アトキン氏は2020年の南アフリカ特集で2018年ヴィンテージに93点を付け、「ニュー・ベイビーは別々に発酵したシュナン・ブラン、ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、シャルドネ、コロンバールの集合体で、常に部分の総和以上のものを提供する。25%の新樽を使用し、スパイシーで洋ナシや桃の皮のような白ワインに、カシスの葉と繊細なシナモンのスパイスがほのかに香る。」

グラスに注ぐと柑橘系の爽やかな香りが充満する。パイナップルやパッションフルーツなどの香りも感じられる。口に含むと強い酸味があふれる。パッションフルーツやパイナップルの凝縮された味わいが洪水のように押し寄せる。飲みごたえ抜群の白ワイン。
酸味主体で、後味にやや柑橘類の皮の渋みを感じる。しっかりとした辛みは、ソルトのテイストも感じられる。強烈なパンチの効いたパワフル白ワイン。
どんな料理にも合わせやすいイメージだが、豚しゃぶや、チキングリル、棒棒鶏、ガーリックとマヨネーズのシュリンプ、魚介類のアヒージョなど、味付けが濃くボリュームのある料理に合わせて楽しみたい白ワイン。
お値段は5000円超えと、白ワインにしてはかなりいいお値段だが、満足できるテイスト。

このワインは、蔵元の所有する白品種を全部ぶち込んでみようというユニークな発想で生まれたワイン。味わいは深みがあり個性的にもかかわらず、複雑なテイストで圧倒されるとても不思議な印象を受けた白ワイン。
2018年は2300本の限定品。