ベル・グラーヴはシャトー・ペトリュス（時価30万円）を始めメルロ種で世界最高峰と言われる産地、フランス・ポムロール地区で、親子3代でワイン造りを行う家族経営の小さな農家です。ベルグラーヴはペトリュスやレヴァンジルといった力強く濃縮したワインに比べ、クラシカルな作りでまるでブルゴーニュを髣髴させる優しい味わい。フランス全土の30以上の星付きレストランにもオンリストされています。

このサンテミリオンは、格付けシャトーである、モンドットの真隣の小さな畑のぶどうを使用し造る、生産本数3,000本という超希少ワイン。輸出することはほとんどなく、現地の一部顧客や星付きレストラン等に流通されるのみ。もちろん畑は、ポムロール村の畑同様、完全有機栽培を実践しています。

赤土の香り。柔らかな果実味感のある香りと胡椒のスパイシーさが感じられる。
口に含むと、控えめな酸味と、レンガの渋み、やや磯の風味を感じるテイストが、口の中でやさしく溶けていく。果実味感も強いが、全体的に落ち着いたイメージ。
落ち着いた渋みが、上品な感じ。
可もなく不可もなく上品な味わい。お値段は約6千円だが、ちょっと割高なイメージ。
料理に合わせるとしたら、サシの多いステーキをすっきりとした味わいで楽しめると思う。