マランジュの丘最上部の特別区画ル・クロ・モワンヌを所有。ビオロジックを導入し、一気に品質向上。いまやマラン ジュを代表する造り手に成長。フランス国内でも大人気。
■ボーヌ最南端マランジュ
「コート・ド・ボーヌ」最南端ＡＯＣ「マランジュ」。ブルゴーニュのアペラシオンの中で最もマイナーな産地か もしれない。しかし、ＡＯＣに認定されてからの 20年間で「マランジュ」は一気に進化を遂げている。
『かつてマランジュはコート・ド・ドールの隣ソーヌ・エ・ロワール県に含まれ、コート・ド・ボーヌの地図は隣村のサントネイまでだった』
1989年、3つの村の統合により「コート・ド・ボーヌ」最 南端のＡＯＣとして「マランジュ」が誕生した。1997年、サン・ヴァンサン祭りが「マランジュ」で開催されたのをきっかけに認知されるようになった。「ドメーヌ・シュヴロ」は日本人の「かおり・シュヴロ」が 当主の奥様であることで日本ではお馴染み。祖父の時代から続く歴史あるドメーヌで「マランジュ」を表舞台に押し上げた功労者の1人。 「マランジュ」で初めて「ビオディナミ」を導入したことでも有名。

オールドビンテージ・ドットコムでセールのワインセット購入者限定で、追加購入権利がもらえるお値打ちワイン。9,300円相当だが、限定価格3,999円で購入。
透明感のあるルビー色の輝き、だが、香りは控えめで、デキャンタしても一瞬で消えてしまうが、その香りはとても深いアロマの香りで魅了されてしまいそう。だがそれも一瞬ではかなく消える。これはピノノワールの品がいい安心感のある香り！！！この香りのワインにハズレはない！期待できる！
口に含むと、酸味が勢いよく、そして爽やかに責めてくる。どことなくパサついた石灰のようなイメージも感じる。酸味の主張が強く、これでもかというくらい強いインパクトを与えつつ、それでいて、スッと後味が引いていく。爽快感が押し寄せ、その後の余韻も、爽快感に包まれる。そしてじわじわと、引いていく余韻の後には、食欲を刺激され、食事やツマミをはさみつつ、何度も何度も繰り返し飲んでしまう魅惑的なワイン。
渋みも控えめ、甘みも控えめ、酸味のインパクトが強く、初めの一口の1秒はもしかしたら、酸味が強いだけのハズレワインかなと感じてしまうかもしれない。だが、すぐにこの爽快感が、もう一口、もう一口と、「味を確かめたい」という要求が押し寄せてくる。香りもほとんどなく、これといった渋み、甘みもぱっとせず、酸味が強い…それなのに、この奥に隠れている深さはいったい何なのかと探りたくなる魅惑的なワイン。落ち着いたアロマの香り、刺激的な酸味、そして、爽快感と、姿をなかなか見せてくれない深みのある味わい。ワイン好きがワインを楽しむためのワイン。
さんみがつよいにもかかわらず、比較的何の料理にも合いそう。この爽快感が食欲をそそる。ワイン単体でも楽しめるけど、軽くつまむならブルーチーズをお勧めしたい。ブルーチーズの濃厚なインパクトが、ここワインの爽快感を最高に引き立てる。食事なら、肉も魚も何でもOKだけど、パエリアやガーリックトースト、ウナギの蒲焼なんかがぴったり合うんじゃないだろうか。
価格的には9000円の定価なら妥当。4000円の限定価格なら、めちゃくちゃコスパはいいと思う。
単体でも食事と合わせても、どっちも最高なワイン。そして、特徴がとがりまくっているので、たまに飲むとめちゃくちゃ楽しいワイン。
日本では一般で流通していないけど、マランジュあたりなら同系統でたのしめるかも？