カ・ボッタはヴェローナを見下ろす標高500mの畑でぶどう栽培を行う蔵元。斜面に広がる畑では、昼夜の寒暖差と山から吹き抜ける風の影響で健康的なぶどうが育ちます。サスティナブル農法を行っており、ぶどうの収穫は機械がはいることができないため全て手作業！山間の畑は水はけが良いため、ぶどうは糖度が高く非常に濃縮しています。すべてのワインに一度陰干しした干しぶどう状のぶどうを使用しているため、凝縮した味わいが楽しめます。こちらのワインは、赤い果実の風味とジャムのような凝縮したぶどうの味わいがお楽しみ頂けます。

スっとしたさわやかさを感じる甘いイチゴの香り。口に含むと圧縮された甘い果実、干しブドウの濃厚な甘さと、さわやかな淡い酸味、程よくずっしりとしつつ、後味がさわやかな渋みに魅了される味わい。
このワインが2500円で飲めるのかという感動。口に含むと同時にとろみのある干しブドウの濃縮した甘さが、口いっぱいに広がり、その後、渋みの満足感から、すっきりした後味へ変わっていく魔法のような味わい。酸味は控えめで、しっかりしたフルボディの飲みごたえの満足感が高い。
肉料理にもってこいの味わい。ステーキやハンバーグのような重い肉料理から、ローストビーフのようなさっぱりした味付けでもしっかりと重みがある肉料理でもばっちりOK。存在感が強く、どんな料理でも、ウェルカムで、すべてを受け止めてくれるようなパワフルで力強い飲みごたえ。それでいて、しっとりとした甘みにほれぼれする。とにかく甘みの濃縮。レーズンのようなしっとりとぎゅっと詰まった甘みが、程よい渋みに丸め込まれている。そして、その後味のスッキリさから、ぐいぐいいけてしまう。
料理に合わせても、単体で飲んでも、どちらでも素晴らしく感動できる濃縮ワイン。気が付くと、1本ついつい空けてしまうくらいの飲みやすさ。
最初から最後まで、しっかりとした重量感を持ちながら、すばらしく飲みやすい。上品なレーズンを摘まむのが、やめられないとまらない状態で、気が付くと全部飲み干してしまっているよな、重い魅惑的なワイン。一口目で、間違いなく★4つけようと思い、飲めば飲むほど虜になって「え？これで2500円？まじかよ？！」って感動したワイン。
このワインは、一度陰干しした干しブドウ状の実を使用しているだけあって、十分なアルコール度数と渋みを持ちつつ、しっかりとした糖度を感じられる。それも、ミディアムボディにあるような軽い甘みではなく、しっとりとした赤い果実…いや、干しブドウだな、干しブドウの表面に糖が白く張り付いているあの甘い糖分のような、そんなしっとり甘く濃厚な甘味を感じられる満足度が高いワイン。★4と迷ったけど、2500円なら★5だわ。