70年代のシャブリの畑が拡大する前からのACシャブリの区画を「ブランシボー」と言い、1級畑周辺に広がるその区画に畑があります。キンメリジャンの石灰と粘土質の混じった土壌。みずみずしい果実味とフレッシュでキレの良い酸味を生かすため、ステンレスタンクで発酵・熟成を行っています。

今回はシャブリ。いろんな種類の白ワインを飲んでる人なら絶対避けて通れないワイン。淡い黄金色の透き通った色。程よく爽やかな柑橘系の香り。口に含むとさわやかな青リンゴのような甘さと酸味がいっぱいに広がり、心地よい余韻をのこしながら、さわやかに消えていく。しっかりとした辛口なのに、スッキリさわやかで、口の中に爽快感がいっぱいに広がる。
どんな料理にも合わせやすいがやはり魚介類。タコや白身魚のカルパッチョやお寿司などに合わせたい。天ぷらにも合わなくもないが、脂っこいものなら同価格なら別の辛口白ワインをチョイスしたいかもしれない。さっぱり系の料理にさわやかに合わせられる上品なワイン。
「白ワインならシャブリ」は伊達じゃない。ちょっといい白ワインを飲みたいときの安心の選択。大体ワインは種類が多く複雑すぎるから、普通の人はわからないんだけど、こういう、これを選んでおけば安心のブランドというのは大切だと思う。ちなみに、日本に輸入されるフランス産白ワインの40%以上はシャブリらしい。
大量輸入されているだけあってか、コスパはとてもいいと思う。2500円で十分満足できる上品なおいしさ。十分魅力的な味わいを持ちつつ、それでいて特別な個性があるわけでもない、標準的な辛口白ワイン。そのおかげで、飽きずにっと飲んでいられる。白ワイン好きならケースで買うと、幸せな人生を得られる。ケースは涼しい場所に保管しよう。
白ワインを楽しむならまずはシャブリを楽しんでみよう。