ボルドーに面白いワインがあると聞き、シャトー・ド・レイニャックに訪問。誰もがブラインドでボルドー数万円の高級ワインと間違える程の品質で、価格はそのレベルのワインの1/10！輸入を即断しました。過去、ワイン＆スピリッツ協会審査会でボルドー5大シャトーを凌駕しトップに輝いた実力派です。保全農法による健全なぶどうと最新の醸造技術を用いて、ぶどうの旨み、タンニンを十分に引き出したパワフルな味わい。このワインはセカンドにあたるワインですが、濃縮感と複雑味はそう思えないほどの素晴らしい出来！

深く甘いザクロのようなしっとりと重い香り。口に含むと、しっかりとした渋みと、全体を包み込む存在感のある酸味がとてもさわやかに広がり、ほのかなチェリーのような甘さを残しつつ、さわやかな後味を感じる。
まろやかな渋みと酸味がとても印象的、癖がなく、しっとりと十分に重く、酸味、渋みが口全体に広がりつつ、十分な満足感を残しつつ、後味がさわやか。
料理と合わせるなら、味付けの濃い、炒める系の肉料理や野菜料理、生ハムや、ちょっと味付けが濃い魚料理にばっちり合いそう。
このワインはレイニャックのセカンドワイン。通所のレイニャックと、製造過程は全く同じだが、葡萄の選別で、二軍落ちしたものを利用しているだけのワイン。素材はやや劣るが、コスパは悪くないワイン。レイニャックは、5，6千円くらいするけど、このワインは、3千円。それほど悪くはない。
さわやかで飲みごたえも十分、満足感が高いワイン。アルコール度は高いけど、飲みやすいので、ついついもう一杯いってしまう魅惑的なワイン。一口飲んだ時、甘みも少なく、単調に思える渋みと、比較的強めの酸味が「これは飽きやすいワインかな？」と錯覚したが、食事と合わせると、その渋みと酸味の絶妙なバランスがとても食欲をそそり、ぐいぐい飲んでしまうワイン。
単体で楽しんだり、ちょっとしたチーズのようなツマミに合わせるよりは、料理に合わせて、楽しみたいワイン。独特な渋みと酸味は、単体で飲むと、飽きやすいかもしれない。料理に合わせてこそ、実力を発揮するワイン。
香り、味わい、それぞれ平均的に満足できる無難な旧世界ワイン。旧世界らしい充実した渋みは、ワイン好きには満足感は高いが、初心者の人には、この甘みが抑え目で、渋みと酸味の充実した味わいは、難しいかもしれない、人を選ぶワイン。
メルローの満足感の高い香りや、渋みと酸味の絶妙なバランスはワイン好きにとってはとても楽しめるワイン。飲みなれていない人は、理解が難しいかもしれない。