リオハのワインで、コスパの良い美味しいワインが飲みたい！」とのお客様の声をもとにリオハワインを探し求めていた時、一口試飲した瞬間に、その濃い味わいに一目ぼれしたのが、この蔵元ボデガス・フランコ・エスパニョーラスです。リオハで100年以上の歴史を誇る由緒ある蔵元は、良質なワイン造りで定評があり、地域のリーダー的存在でもあります。このワインは、古木のぶどうから長期樽熟成を経て造られています。さらに、蔵元のセラーで長期間瓶内で熟成して飲み頃となった1999年ヴィンテージの味をお楽しみください。

21年瓶熟成が手に入ったので超楽しみに飲んでみる。コルクをあけると酸味の強いしっかりとした香り。グラスに注ぐと、ドライフラワーと胡椒の、存在感のあるスパイシーで甘いまろやかな香り。流石熟成期間21年。口に含むと、乾いた強い酸味が押し寄せ、そしてすぐに腐葉土のような深みのある重くコクのある渋み。ほのかにブラックベリーの甘味を感じつつ、ずっしりと重い存在感のある後味を残しつつ、さわやかさが口に残る。全体的にマイルドで、癖がなく、しっかりとした強い渋みや酸味が柔らかく整えられている。しっかりとしたつよつよな味わいなのに、やさしさに包まれた落ち着いたイメージ。熟成が長いだけあり、とても満足できる一品。
テンプラニーリョによくある、後味のくどさなんて全くなく、品の良い後味を感じる。それでいて、存在感が強く、しっかりと重いフルボディで飲みごたえの満足感がとても高い。
満足感は高く、それなりの個性はあるが、値段や熟成の期待値からすると、まずまずな個性、味わい。5000円ワインなら十分妥当かちょっとコスパいいかなと思えるレベル。十分美味しく、欠点もなく、満足度は高いが、贅沢を言えばもう少し個性が欲しい。深みが足りないというか、わかりやすくて飲みやすい、渋みの利いたレベルの高いワイン。このレベルで5000円とか、贅沢かもしれないが、複雑さというか、楽しみがもう一歩ほしい。渋みも酸味も最高、十分なアルコール度数で、ブラックベリーの甘味も感じるような、しっかりと丁寧に仕上げられたワイン。ストレートにわかりやすいおいしさ。直球勝負の無駄のない味わい。
しっかりとした酸味と渋みが、どんな料理にも素晴らしく合いやすい、サーロインステーキみたいなほどほどに脂身の利いた牛肉料理や、マスタードとケチャップがきいたホットドックやパエリア、ガーリックライスなどの、スパイシーで満足感の高い料理に合いやすい。ワインの酸味が、味付けが濃くパンやライスのような満足度の高い料理に合いやすい。肉が豊富なガーリックライスとか最高。
21年熟成で期待したほどではないが、値段相当か、ちょっとコスパはいいワイン。最高においしいテンプラニーリョを飲みたいなら間違いない。あと、2020年で、1999年のテンプラニーリョが税込み5500円で買えるのは奇跡。まちがいなくすぐに売り切れるレベルの、掘り出し物ワイン。飲めたらラッキー。