アルタムリシーズは、樹齢の高い単一畑のぶどうを使用し、フレンチオークの新樽で熟成させるという贅沢なワイン。このシャルドネは、美しい黄金色が素晴らしく、樽熟成からなるバター、ハチミツ、パイナップルのようなアロマと、飲みごたえある味わいが見事です。

夏の暑い日、キンッキンに冷えたシャルドネを飲みたいと思って、買ったワイン。
熟成の少ないすっきりシャルドネで行くか、樽熟成の香ばしいシャルドネで行くか、まよいつつ、選んだのが、チリのしっかり樽熟成のシャルドネ。
透明度の高い黄金色の美しい色合い。香りはわずかにスミレの雰囲気がある程度。口に含むと、ライムのしっかりとした酸味を口いっぱいに広がった後、はちみつの深みのある甘み、ミネラルのしっかりした辛さに、満足感を感じる。
力強い存在感のある味わい。酸味メインで、満足感のある辛さと、香ばしいはちみつの甘みを持つ完成された味わい。比較的どんな料理にも無難に合うけど、どちらかというとワイン単体で楽しみたい。なので、食前酒向けか、もしくは、食後に楽しむワイン。
しっかりした辛口の味わいは無難にどんな料理にも合わなくもないが、ベストな感じはしない。中途半端に味付けの濃い料理に合わせると、はちみつの風味が損なわれ、逆に刺身などの上品な料理に合わせようとすると、辛みが強すぎて、料理が今一歩になってしまう。あえて合わせるなら、パンケーキや、カステラなどの、しっとりとした柔らかな甘みのデザートに合わせてみたい。
存在感つよつよワイン。素晴らしくおいしいが、料理に合わせると、ぎこちなくなってしまう、相手を選ぶワイン。料金的には3000円弱の、そこそこなワイン。2000切ってたら間違いなく★4だけど、3000円弱なら★3。しっかり香ばしく深い甘みのあるシャルドネ。シャルドネの中でも辛さと深みは抜群。個性が強くて、料理を選んでしまう、頑張りすぎちゃったシャルドネ。あと、アルコール度が14度と結構高めなので、酒好きにはぴったりかもしれない、つよつよシャルドネ。