ワイン用ブドウ栽培に適した気候、土壌を求めてグランポレールがたどりついたブドウ園、それが「安曇野池田ヴィンヤード」。2009年に開園。


黒い果実に完熟したチェリー、カカオやチョコレートのような芳醇な香りが特徴。フルボディでありながらメルローらしい気品ある柔らかなタンニンが楽しめます。限定品！

長野県 池田町のふるさと納税で手に入れたワインの一つ。サッポロの日本ワイン、グランポレール安曇野池田ヴィンヤード。通常価格は税抜き4000円。少し贅沢な日本ブランドワイン。ラベルのデザインがとても高級感がある。今回はメルローをいただく。
グラスに注ぐと、少し渋みを感じるやわらかなジャムのような甘い香り。口に含むと、しっとりとした渋みと、柔らかい赤い果実の甘み。全体的にとても控えめで奥ゆかしく、それでいて、しっかりとした味わいがある、品の良いワイン。
フランスワインのように高貴な渋みの味わいがあるわけでもなく、アメリカワインのようにパワフルな力強さを持つわけでもなく、イタリアやスペインワインのような刺激的な楽しさを持つわけでもなく、ただ、上品に、控えめで、優しくまろやかな奥ゆかしい味わい。控えめだが、主張しないというわけではなく、しっかりとした渋みと、後味を持つ。個性的な味わいを持ちながら、全く癖がなく、ただ、柔らかく包み込むような渋みがとても心地よい。
欠点がなく平均的に満足できる味わい。しいて言えば、日本ワインにありがちな、果実味がやや薄く、軽いイメージをやや感じる。
とはいえ、十分な満足感がありながら、これほどまでに控えめで、優しいメルローはなかなかお目にかかれない。さすがサッポロブランドと思える一品。
料理に合わせるとしたら、牛ヒレ肉ステーキ、スペアリブの煮込み、和牛ステーキなど、濃厚な肉料理で上品な味わいのものに合わせたい。鰻のかば焼きにも合いそう。単体で飲んでも十分満足できるワイン。
満足度は高いが、お値段的に4000とちょっといいワインなので、コスパを考えると、妥当…。だけど、歴史の浅い日本ワインでこのレベルのワインが飲めることに感動。日本ワインのこれからがとても楽しみ。